第96回沖縄県メーデー中央式典を開催

2025年4月25日(金)に沖縄県庁前広場(県民広場)において、「第96回沖縄県メーデー中央式典」を開催しました。
式典には、沖縄県大城副知事をはじめ沖縄労働局、労働者福祉事業団体、政党、県議会会派、連合沖縄組合員等、約350名が結集し、「労働者の社会的地位の向上と権利拡大」「人権・労働基本権の確立」「民主主義の発展」「恒久平和の希求」等、労働者の祭典メーデーの意義を再確認しました。
主催者を代表して、連合沖縄仲宗根哲会長は「メーデーは労働者の地位や賃金、労働条件の向上・権利拡大・人権、労働基本権の確立、さらには世界の恒久平和を求める大切な日である。
国内の経済状況は、エネルギーや食料品などの高騰が続き、春闘における賃上げ結果をもってしても物価高には追い付かず、安心して暮らせる状況ではない。2025春闘の賃上げ率も昨年同時期を上回る高水準で推移しているが、社会全体で給料が上がった、生活が楽になったと実感するためには、中小企業で働く労働者をはじめ不安定な雇用形態で働く皆さんの賃上げが必要である。皆でスクラムを組んでノルムを変え、賃上げがあたりまえの社会を実現していこう。
また、国外に目を向けると、ロシア・ウクライナ、中東などで紛争状態が続き、罪もない多くの人々が犠牲になっている。世界が不安定な時にこそ、武器ではなく対話による解決を労働組合が積極的に働きかけなければならない。戦後80年を迎える中で、平和であるからこそ労働運動・社会生活があることをあらためて確認するとともに、お互いが争うことなく、違いを認め合い、自分らしく生きることができるジェンダー平等・多様性が尊重される社会を実現していこう。
最後に、メーデースローガンは「次代につなぐ平和の願い!みんなでつくろう 支え合う安心社会と確かな未来(あした)を!」連合運動をみんなで作り上げていこう」と挨拶を述べました。
本メーデー集会では、来賓を代表して沖縄県労福協岡野みゆき常務理事、沖縄県大城肇副知事、沖縄労働局柴田栄二郎労働局長から挨拶をいただき、労働者福祉団体及び県内政党・県議会会派からパンフレットへのメッセージを頂きました。
式典では、女性委員会大屋尚子幹事が第96回沖縄県メーデー宣言(案)を読み上げて提案され、全体の拍手で承認されました。
最後に、仲宗根哲会長の掛け声でガンバロー三唱を行い、第96回沖縄県メーデー中央式典を終了しました。